幸せの色

去年の春にVOLVOを乗り換えた。これまでのワゴンからセダン、それももっと古いタイプの240が欲しかったので、その旨をディラーに電話で伝えたところすぐにメールが届き、ファイルの写真を見て即決してしまった。モナコブルー、湘南にはまさにぴったしの色だったからね。実際車が届いた時は嬉しかったな。それで「よし、今年のテーマカラーはこの色に大決定!」てんで、Tシャツ パンツ スニカーなんかをネットでチェックしまくり、俺のワードローブはモナコブルー色に染まった。なかでもこのスニカーは大のお気に入りで、オークション最終日にねばって手に入れたんだ。どっかの国の大統領夫人ほどではないが、俺もかなりの靴好きで、一年に一度しか履かない靴もたくさんある。さらに湘南に来てからは一年の大半はビーチサンダル、それも葉山ゲンベイのゴムゾウリ(ここはすごいぞ。俺が高校生の頃は小さな田舎の履物屋だったのに、今やゲンベイといえば知る人ぞ知るブランドで、その量と豊富なカラーには圧倒される)ですごしているから、俺の靴大好き熱も少しは治まりつつあったけど、このスニーカーを見つけてから又復活してしまったよ。だけど、お気に入りのこのスニカーを履くと何処かにでかけて行きたくなるし、眺めているだけで「美しい、可愛い」と幸せな気分に浸れるんだから、安いもんだろモナコブルー2。そんなもんで幸せになれるのか?などと侮ってはいけないぞ。俺のように修行を重ねていき「世界に通用する単純な頭」を身につければ、日常生活はバラ色に輝くってもんだ!ってなわけにはいかないか。