Got save the Geek

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人生何事においても、肯定は必要だ。
そのほうが楽だからな。「否、ちょっと待て。それは違うだろう!」「お言葉ですが、僕は全くそう思いません!」などと異を唱えると波風がたつ。
「ここはひとつ納得は出来んが、皆に同調したほうが得策ってもんだろ」とか「世間てぇもんは、そういったもんだ」などと大人らしさを強調して、あえて周りの反感を買うこともなく、なんとなく平穏に毎日が送れればいい・・・なんて、とんでもねえ!と思うわけです。
最近フェイスブックを始めた。
やりはじめると確かに面白い。そこには友情や旧交を温めたり、一期一会の世界も存在する。そして、なにより膨大な情報量の多さには、ただただ驚かされる。
同時に、なんと聖人や哲学者で溢れかえっているのか、そのことにも驚いてしまう。
「ああ、一日も早く昔みたいに酒が飲めるようになりてえ」「バンドのライブで女子達をキャアキャア言わしてえ」「出来る事なら遊んで暮らしたい」などと、いい歳こいてそんなしょうもない事をわりとマジに考えてる俺からみれば、そりゃ眩いくらいに皆前向きだし真摯に世の中と向き合っているとおもわれ、世俗の垢に浸りきった我が身が恥ずかしい・・・と、ちっとも思わないのです。
昔のブログに、ミスコンは株式市場に似ているとコメントした事があった。
「私は誰が一番魅力的で美しいと思うのではなく、皆は誰を一番だと思っているのかを考えてる」
つまり、個人の意見よりも皆に支持される意見を優先させる状態ってどうなの?ってな内容のコメントであったが、フェイスブックを開けば正に好感度重視、好感度最優先、歯の浮いた言葉でてんこ盛りである。
けっして悪意をもった目で見ているつもりはないが、色々と勉強させられるし興味深い。

春先にセールでキャップを買った。
Got save the Geekのロゴが入っていた。
Geek 辞書で調べたらオタク・ダサい・変人・奇人・普通でない・社会に適応できない者etcとあった。
「いいね」こりゃ俺にピッタリだ。
あざとく人の気を惹いたり、ウケを気にしつつ迎合したりするよりもGeekで結構、人の目なんて憚ることなどどこにもありゃしない。ってあらためてそう思ったわけです。
だって生まれもって其々面構えだって違うし、趣味趣向も同じじゃない。
感動したり怒ったり泣いたりするツボだって違うのだから。
でもこれだけは忘れてはなるまい。
好みの違いはあるにせよ、人って美味いもん食べれば嬉しいし、気に喰わんことには腹もたつ。
つまりはお互い様ってことだな。
そこんとこさえきちんと認め合えば、あとはご勝手にどうぞってことになるか。
昨日からの雨の休日(明日も病院のためオフ)そんなふうなことを考えておりました。