青息吐息

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ようやく手術日が後2日に迫った。
先週迄はなんとか騙し騙し仕事をしていたが、さすがに痛みも限界にきており、日曜日からは家でおとなしく横になっている。
6月中は、歩く時や運転中、また座ってる時でさえいつも左手で下腹部を押さえていたもので、傍目には「まるで子供がオチンチンをいじっている」かのように見られていたが、致し方ない。
こちらにはこちらの事情ってもんがあるのだ。
それでも始めのうちは、仕事に没頭していればなんとか気も紛れていたが、こと此処に至ってはそんな悠長なことは言ってられなくなってきた。
「爆弾を抱えているのだから、無理はいけません」と医師の言葉どおりになった。
こんな事にならなければバンドのリハも終え、今頃はリハの様子を撮影した映像の編集なんかをしているのに・・・。
「ちきしょう!ヘルニアの野郎、人の夢を壊しやがって!」日がな一日何度もその台詞が溜め息と共に溢れる。
しかし気落ちしてると余計に下腹が差し込んで来るから、なるべく楽しい事を頭に思い浮かべようとするのだが、出てくるのは青息吐息。
情けない。
間近に手術日が迫ってきたので、本日は病院に提出する書類やその日のタイムスケジュールに目をとおした。
先ず手術同意書、手術説明書、麻酔に関する説明書及び同意書、それと入院証書兼入院保証書に署名捺印。
それから入院時初期評価なる用紙に、例えば喫煙は?やら床ずれはするか?だの食事の介護は必要か?等々の設問項目にそれぞれ答えを書き込み、予約券、診察券、限度額適用認定証、お薬手帳、スリッパ、フェイスタオル、ポケットティッシュ、それと手術当日の朝から着用する血栓症予防の弾力性スットキング、これらを鞄にきちんと入れた。
なんかそうした光景って「心に沁みるなぁ」と思ったら、またもや青息吐息。
なにはともあれ、これで準備は整った。
あとは忌々しいヘルニアの野郎とも、2日の夜にはオサラバするだけだ。
ってんで、手術を受けてきます。