ほどほどに願いたい。

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5月も気がつけば早26日、相変わらずの忙しさと体の不調を理由に、我がジャンクガーデンのグリーン達や花々の様子を見て見ぬ振りをして過ごしていた。
するとどうだ。こいつらときたら、俺がチェックしないのをいいことに、これ幸いとばかりに好き勝手し放題のありさま。
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チェリーセージやセンテッド・ゼラニューム、そしてハニーサックル(忍冬)などはもはやブッシュと化し、花切り鋏では太刀打ち出来んまでになりくさった。
こいつらだけではない。
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フランスゴムの木などと小洒落た名前を名乗っておるこいつも、買ってきた時はコンパクトながらも、そこはかとなく上品な気品を漂わせていたが、今じゃ俺の背丈を上回りベランダの天井にまで届く始末。
さらにプミラや名前がわからぬ多肉などは、テラスの手摺を覆い尽くす勢い。
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さらにさらにユーカリの木に至っては、もはや添え木で支えきれぬほど天に向かって伸びてしまっている。
庭の入り口にぶらさげたハンギングは扉に巻き付き、ワイヤープラントは伐っても伐っても家の壁を這い上がってくる。
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イメージとして、花に水をあげたり植物の世話や手入れをする人、もっと言えば、花や植物を愛する人イコールいい人、あるいは上品な人ってな感じであるが、冗談じゃねえ。
そりゃ「おたくはいつも花に囲まれて、手入れもいきとどき、優雅ですな」などとのご近所の煽てにのり「はあ、おかげさまで幸せを満喫しております」なんていい人ぶった事もあったが、ことここに至ってはそんな悠長なことは言ってられん。
こうなりゃ図に乗りまくっているこいつらを、俺の手でギャフンと言わさなければならん。
都内の中目黒や代官山辺りのマンション暮らしで、ささやかながらベランダーをやっていたおりは「いつかは地べたの庭がある家に住みてえ」などと思っていたが、実際猫の額ほどの庭とはいえ、これはもはや優雅なガーデニングとは言えん。
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これらの植物が、俺達人間よりも遥か昔から地球上に存在していたことを思えば畏敬の念は感ずるが、かといってこいつらの好き勝手な振る舞いには断固立ち向かっていかねばならん。
今日は病院に行ったり、やや過労気味でもあるので、これまた暴れまくって地べたに這うようにして咲いていたセントーレア・ギムノカルパを摘んで窓辺に活けた。
「本日のところは、これで勘弁してやるか」