Games people play

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自分の書斎のカレンダーが、未だに二月のままであったことに昨日気がついた。

毎日相も変わらず忙しく、休みであった先週の金曜日も確定申告のため税務署に出向いたりと、なんやかやとせわしない。

脳天のコブは一時期のそれに比べたら小さくなり、そのコブのど真ん中、横一文字にミミズ腫れになっていた約8センチくらいの傷もかたくなってきた。

とは言え時折頭がズキズキしたりするので、もう少し様子をみて対処しよう。

さてハイウェイメンの次回のリハで演奏する新曲、そのなかの一曲がGames people play 、フィラデルフィアソウルのコーラスグループ、スピナーズの曲だ。

じつは、40年前に厚木の米軍キャンプ内のEMクラブでこの曲を演奏した音源が手元にある。もちろん俺達ハイウェイメンの演奏だ。

日本国内であっても、フェンスの内側はアメリカである。なので基地内のクラブで演奏する曲は、都内のディスコで演奏する曲ばかりではまずもってウケない。

俺達ハイウェイメンも、都内のクラブやディスコの選曲とは別にキャンプ内のクラブで演奏する曲は使い分けていた。

そこいらがキャンプのステージはかなりシビアなのだ。

米軍キャンプのクラブといっても色々あって、たとえば横須賀のEMクラブなんかはわりとロック色が強い。

酔った若い兵隊相手にチェッペリンの「天国への階段」やジミヘンの「パープルヘイズ」、ストーンズ、ZZトップなんかを大音量で演奏すれば「Good Job!」の歓声とともにまずはウケる。

厚木のEMクラブは比較的ソウル色が強い。バンドがウケればステージ前のフロワーはダンス客で溢れる。

ハイウェイメンはキャンプ内では名の知れたバンドだったものだから、キャンプ内の新聞やらFEN放送で俺達のスケジュールを知ったファンがクラブ迄足を運んで来てくれたものだ。それでも演奏し終わった直後に拍手喝采なんてことはそうあるもんではない。

その40年前の演奏テープには、しっかりと拍手と歓声が録音されている。

当時日本のバンドでスピナーズのGames people playを演奏しているなんて、おそらくいなかったであろう。

今考えても、なんて渋いソウルナンバーに挑戦していたものかと感心してしまう。

それも20代の若造達がだ。

あれから40年経って、再度同じ曲に挑戦する。凄くないか?

これって、たとえば陸上競技のアスリートが40年前に出した自己の記録に再度挑むってな感じか?いや、違うか?

まっどっちでもいいや。

こんなことが出来る人生なんて、そうはないよな。

そう考えると、そこいらあたりが、このバンドの価値というか意義深いものなんだと思う。

こりゃ楽しんで挑戦しなくってどうする!って話だろ?

40年前の演奏を聴きながら、新たにファイトが湧いて来る思いです。