そっとしておいて。

毎年1月頃になると花芽をつけ、気がつくと遠慮がちにやさしく咲き始めるクリスマスローズ。
数年前に小さな一株の苗をいただき、今では数十輪もの花をつけるようになった。

特別に手をかける事もなく、むしろ開花時期以外は庭のすみにおいやられているこの花。

今年は例年にくらべ少し緑色が強い。優しいけれど少し気難しいこのクリスマスローズ。

京都の東寺でひらかれる蚤の市で手に入れたペルシャの花器に活けてみた。
ファインダーをのぞいたら、直射日光が苦手とみえ、少し迷惑そうな表情で「そっとしておいて」の声が聞こえた気がし、心の中で「すまん」とクリスマスローズに謝ったよ。

ソットしておいて