Be thankful for what you’ve got !!
昨日、長野の北相木にある夢屋でバンドリハを行った。
前日の夜はスパームーン、それはデカくて鮮やかな月が、東の山の上からちょっと顔を出したと思ったら、想像を超える早さで全貌を表し、興奮のあまりしばし魅入っていた。自然は時には残酷なものだが、あの月の輝きを目の当たりにする時、まぎれもなく自分は地球に生きているんだ!そう思うはざるを得ない。本当に貴重な時間に立ち会った。
そして今回もメンバー全員元気に集まり、いいバンドリハの一日を過ごすことが出来た。
俺達バンドのレパの中に、Be thankful what you’ve got という曲がある。
ミディアムスローテンポのソウルフルな、大好きな曲だ。
デカいキャデラックを持っていなくたって、今与えられたモノに誇りと感謝の気持ちを持って生きようぜ!みたいなメッセージの歌詞なのだが、俺には、この歌の伝えたい事が今正によくわかる。
Facebookにも書いたが、毎回毎回リハが終わり、一人長野の山道を抜け中央高速を走りながらジーンとし、危うく涙してしまう時さえある。
それは妙にセンチになったり感傷に浸るのとは違い、なんと表現したらいいのか、ありがたい気持ち、バンドメンバーに感謝の気持ち、このバンドを支えてくれている人達、友人、家族に対する気持ち、元気でバンドができるありがたさ、ピュアーで純粋であることの気持ち良さ。自分を取り巻く全ての環境に「ありがとう」の気持ち。
これらの気持ちが全部混ざり合って、とにかくジーンとしてしまうのだ。
そして「ジーンと出来る俺でいて、良かった」とさらにしみじみしてしまうんだよ。
人って幸せのど真ん中にいると、ジーンとしみじみしてしまうものなのか?
齢65にして修行の足りてない俺には、そのあたりのことはよくわからんが、自分を取り巻く人達を好きで、そこに気がついた自分を愛おしく想い、この瞬間に生きていることへの幸せと感謝。
俺にはそれらがあるかぎり、他には欲しいモンなんてない。それだけで十分だ。十分に充たされてる。
休みの今日、ずっとそんなことをボンヤリ考えていました。
写真は、大野幸乃さんが送ってくれたものを転用しました。